先生座談会

サイエンス倶楽部で活動する先生たちの思い。
座談会を通じて感じ取って頂ければ幸いです。

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小野澤 博之(自由が丘教室)

背伸びしてもいいし、しなくてもいいし、どのような考えや意見を述べても先生たちが応えてくれる場。それがサイエンス倶楽部です。

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佐々木 聡美(横浜教室)

みなさんが、ふと思いつくこと。そのひとつひとつに丁寧に答えていくのも私たちの大事な役目です。

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佐藤 ゆかり(町田教室)

「おもしろい!」という体感こそが、物事を学ぶすべての普遍的なエネルギーを育みます。

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小林 聡(練馬教室)

サイエンス倶楽部には「いろいろな人の考え方に触れる」という楽しさもあります。

実験っておもしろい!理科が大好き!
そう思ってもらう「きっかけ」を。

実験写真

小野澤/もともと私は高校の物理の教師をしていました。しかし、受験優先で、あまりにも実験の時間が少ないことに疑問を感じて、サイエンス倶楽部に入りました。「得意にならなくてもいいから、もっと理科を好きになって欲しい!」。それが自分の思いです。実際、サイエンス倶楽部のみなさんは、とてもいい顔をして実験を楽しんでいます。その生き生きとした表情に、私はやりがいを感じています。

佐々木/私も小野澤先生と同じく、会員のみなさんに理科を好きになってもらいたくて、活動しています。好きになるのには、きっかけが必要ですよね。そのきっかけづくりをするのがサイエンス倶楽部だと思っています。それもできるだけ勉強ではなく純粋な好奇心で入り込める低年齢のうちに「おもしろい!」と思う経験をしてもらい、理科を好きになってもらえばと思っています。

佐藤/たしかに年齢を重ねると、一度イヤだと思ったことは、ずるずるそのまま苦手になってしまいがちです。私は大学のころ、個別指導の塾で高校生に生物を教えていたのですが、最初にいきなり「私、生物、嫌いです」と言われてショックを受けました。でも大学でやっているワイン学やキノコ学の話をしていくうちに、少しずつ興味を持ってくれて、ようやく勉強してくれるようになったのです。だから、佐々木先生がおっしゃったように、できるだけ早い時期に「おもしろい!」と思ってもらうことが何よりも大切。その体感こそが、理科に限らず、物事を学ぶすべての普遍的なエネルギーを育みます。自分で実験して、自分で考えて、自分で発見していく理科は、本質的な思考力を養うのに最も適したモチーフです。それを「おもしろい!」と感じてもらうことは、一人ひとりの未来の可能性を大きく広げていくことにつながると信じています。

「思ったこと」「感じたこと」
「考えたこと」の記憶が大切。

実験写真

小林/サイエンス倶楽部には「いろいろな人の考え方に触れる」という楽しさもあります。たとえば、ある人が感じた疑問を、みんなでよく考えて、やがて正解にたどり着く醍醐味。また、ある人の考えに触れることによって、自分の中にパッと湧いてくる思いがけないアイデア。そうした体験をしてもらうことにも私たちは気を配り、実習では疑問の共有、思考プロセスの共有を大切にしています。

佐藤/最近の出来事なのですが、ひとりの会員が「こうだと思う」と発言したことに対して別の会員が「自分はこう思う」といった対話があって、そこからきちんとしたディスカッションが始まったんですよ。それも、小学3年生のクラスで、です。これには驚くと同時にうれしくなりましたね。

佐々木/思考を触発する実験が目の前で繰り広げられているから、みなさんは、ふと思いつくことがたくさんあります。そのひとつひとつに丁寧に答えていくのも私たちの大事な役目です。

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小林/子どもには、その時その時にしか思えないこと、感じられないことがあります。それを流さずに受け止めてあげることが大事なんですね。たとえば、理論そのものはその場で理解できなくても、実験をしていて「思ったこと」「感じたこと」「考えたこと」は確実に記憶に残ります。その記憶が、将来「あぁ、あの時のあれはこういうことだったんだ!」という理解へつながります。低学年時の忘れ難い感動や発見が、高学年時の本質的な理解へつながる。そういった仕掛けを施しているのがサイエンス倶楽部の実習です。ここには学校や塾のような評価や縛りがないので、何かをすぐにマル暗記させて結果を問うのではなく、じっくりと本質的な知性を育てていくことができます。

小野澤/たしかにサイエンス倶楽部には評価や縛りがありません。背伸びしてもいいし、しなくてもいいし、どのような考えや意見を述べても先生たちが応えてくれる場です。ですから、これはよく保護者の方にも指摘されることなのですが「学校とは違った明るい表情や前向きな態度をサイエンス倶楽部では出している」と言われています。いつもと違う自分、新しい自分を発見し続ける場としてのサイエンス倶楽部──ここで楽しく活動することが、会員のみなさん一人ひとりのさまざまな潜在能力を目覚めさせていく契機になればと願っています。