「まわる」の科学
身のまわりの小さな回転から、宇宙規模の大きな回転まで… 今回は回転という現象を各自で楽しみながら体感する事に加え、その現象について理論的に検証することができる実習となりました。外力を加えても変形しない理論上理想的な物体である剛体の講義から始まり、コマを利用した剛体の回転を調べました。各自が可変式のコマで様々な条件を比較し調べることで、回転する物体の質量と重心の重要な関わりに気づく事ができました。また、私たちが住む地球の自転に関しても実験で確認。日常生活では体感しにくい現象ですが、フーコーの振り子を用いてコリオリ力を確認することで、一歩身近に感じられたようです。最後には回転するコマの応用「ジャイロ効果」を確認し、2輪でも安定するジャイロカーを製作し締めくくりです。頭で理解していても、しっかりと走行するこのモデルの不思議な動きに皆興味津々でした。
「わける」の科学
中学生コースでは、大学実習でDNA解析やiPS細胞の観察など高度な実験を行います。これらは全て化学の基本的手法である分離や抽出の技術が用いられています。今回の実習では、基本に戻り様々な分離や抽出の手法でムラサキキャベツやホウレンソウなどからクロロフィル(光合成色素)を抽出し、これらを詳しく調べる過程までを行いました。紫色をしたムラサキキャベツにも緑色のクロロフィルが含まれるという、植物がゆえに当たり前な事実に改めて驚きを得たようです。クロロフィルは光を当てると蛍光すること。特に赤~青の波長の光を吸収し、緑の波長の光は吸収しにくい事などを実験により確認できました。最後には特別実習では初めての自分自身のDNAを採取する実験を行い、持ち帰りとなりました。今秋行われる予定の大学実習(遺伝子診断など)にも大いに役立つ経験となったはずです。
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